2005年 06月 22日
『失踪日記』にウーン、の巻。漫画家・吾妻ひでお氏の『失踪日記』が好調だ。 05年03月08日に第一刷、あれよあれよで06月06日には第七刷に! 日本漫画家協会賞も受賞したし。良かった! 吾妻センセイ。 おまけに、装丁は今を時めく鈴木成一デザイン室が担当しているので、更にビックリ。そういえば、ただものではない目立つデザインだ。 本は、簡単にいえば 漫画家・吾妻ひでお氏(55)の失踪(1989年、仕事したくない病で仕事場から)→路上生活→アル中強制入院→自殺未遂…のリアルなノンフィクション。すごい転落。 本当は凄まじく波乱に満ちた記録なんだろうけど、そこはギャグ漫画家、各編オチがついて暗さを消している。 で、読んでいたら知ってる人が出てきた。 吾妻氏は秋田書店系列で活躍した漫画家なので、「カベムラタイゾウ」氏らにしごかれた様子。 カベムラ氏は(もう休刊)『月刊漫画王』『冒険王』の編集長だった。僕も持ち込みで数回掲載していただきました(昔、漫画を描いていたので…)。 吾妻氏が失踪した原因は、どうも秋田書店に描きたい漫画を描かせてもらえなかったことにあるらしいが…。 でも、なぜ失踪するまでの心境だったのかがよく分からない。分からなくてもいいか。 【読んで面白かった度=★★★☆☆】
by suginami458
| 2005-06-22 23:03
| 小説・エンターテインメント
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