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江戸川乱歩賞『天使のナイフ』が面白い! 

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江戸川乱歩賞最新作『天使のナイフ』=写真(C)講談社=が面白い。

【薬丸岳(やくまる・がく=本名・たけし)】1969年東京生まれ。駒沢大付属高校卒。卒業後は俳優をめざし劇団に入団も退団。その後旅行会社などに勤務。漫画雑誌の原作賞に数回入選。本作品は約2年かけて執筆。

★ この作品は、深くて重い社会派推理。少年犯罪と、残された被害者。被害者に立ちはだかる少年法。加害者の人権を重視する現行法に、被害者の知る権利は無力なのか…。選考作品の中でもダントツだったという。
帯のコピーは「殺してやりたかった。でも殺したのは俺じゃない。」
筆者は漫画原作なども受賞したためか、展開がいい。中盤から一気の「まさか!」のストーリー、最後は「そんな…」の、ある意味で雫井脩介さんタイプの作風。やはりミステリーは展開。

★ 乱歩賞は、新人が数年の書き込みと全力投球で執筆するから、面白くないはずがない。東野圭吾、真保裕一、桐野夏生、藤原伊織、野沢尚、福井晴敏さんらエンターテインメント界を突っ走る作家を輩出している。作家は第一作を超えられないって言うし、毎回楽しみにしている。
でも、数作で消えてしまう作家も多いのも事実。だから、講談社に遠慮せず、各社で活躍して欲しいんだけど(とくに、2年前の『翳りゆく夏』の、ニッポン放送の赤井三尋さん、次回作を待っています)。

【オモシロ度=★★★☆☆】
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by suginami458 | 2005-08-19 16:21 | 小説・エンターテインメント