【流されゆく日日05】excite

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五木寛之氏の「論楽会」に行ってきた、編。

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五木寛之氏の百寺巡礼完結記念「五木寛之論楽会/東京篇」に行ってきた(主催=講談社)=写真はパンフ。五木氏は少し風邪気味も、1600人の観客を前に「今は皆が病んでいる時代ですから、風邪ぐらい……」とか。

★ 全席指定という、従来にない形をとった会場は満員御礼。寺参り達成記念会とはいえ、若い高校生ぐらいの女のコ&男のコから高齢者まで、多彩な参加者。当然、ご婦人が圧倒的だけど(水上勉を継ぐ哀愁のイケメン作家健在なのだ)。

★ プログラムは3部で、講演、トークあり、津軽三味線ライブあり、コンサートありの、音楽好きな五木氏らしい構成。会場には、電通関西やら、大日本印刷やらからの花輪がズラリ。さすが、文壇長老。

★ 五木氏の講演の一部。
ここ数年、自殺者が年間3万2000人を超えています。死者7000人で交通戦争というのなら、この自殺者数をなんと考えればいいのか……いま、日本は国全体が病んでいるのです。
3万2000人は「成功」した人で氷山の一角、実際はこの10倍以上が自殺を考えているわけです。こんな社会を私たちはどうすればいいのか。

朝、新聞を読むと「親が子を殺した」「中学生が親を殺した」という痛ましい記事にも、私たちはマヒし始めている気がします。明治以来、私たちは情を捨てたドライなプラスチックのような社会を見事につくりあげてしまいました。なんともいえない悲しみを覚えます。
いまこそ、私たちは親鸞聖人の言う「悲泣せよ」を考えなければいけないと思います。

★ そうなのだ、ウエットになるのだ。

……というわけで、10月末には五木さん、またまた新刊個人版新書が講談社から刊行だって。ちょっと多すぎないかなあ。
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by suginami458 | 2005-10-20 23:07 | 小説・エンターテインメント