【流されゆく日日05】excite

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2005年 09月 03日 ( 1 )

待ってた! 歌野晶午の新刊! の巻。


いまだにあの衝撃は忘れられない。
『葉桜の季節に君を想うということ』(文芸春秋)のラストの大ドンデン返しは凄かった! この手があったか! って感じだった。たしか直木賞候補作にもなったはず。だけど、次作はまるで期待外れで…。というわけで、期待大の最新刊。

★新刊『女王様と私』=写真(C)角川書店=の帯コピーは
「今年最大の問題作。戦慄的リーダビリティが脳を刺激する超絶エンタテインメント/『引きこもってるから、世の中の動きがわからないんだよ、カス』。歌野が贈る未曾有の衝撃!」

【歌野晶午(うたの・しょうご)】1961年、千葉県生まれ。東京農工大卒。88年、『長い家の殺人』でデビュー。
03年の『葉桜の季節に君を想うということ』が「このミス」「本格ミステリベスト10」第1位、「日本推理作家協会賞」「本格ミステリ大賞」の4冠制覇の偉業達成。
本作は05年春「野性時代」(角川書店)に連載。装丁は角川書店装丁室・高橋雅人。

★相変わらず読みやすいテンポ。会話体が中心。
44歳の引きこもりオタク&無職&独身中年男(こんなヤツいるかぁ)が出会った小6の少女を「女王様」として交際していくが、夏の終わり、少女の周辺で連続殺人が起こる…。

★小学生クルミと交わす会話も「オナ小オナクラなの」(同じ小学校同じクラスの意味)なんて、とてもよく取材してあるような(僕にはよくわからないけど)。
そして二人で向かう銀座、渋谷、六本木など最先端のグルメ、タウン情報が随所に出てくる。この描写だけでも楽しい。

★幼児虐待、小学生売春、盗撮などオタクワールドがてんこ盛り。で、結末は…『葉桜』同様これまたこっちの予想を見事に裏切ってくれるラスト。
でも、これは「あり」かなあ……。いかがなもんでしょうか……。

【面白度=★★★☆☆】
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by suginami458 | 2005-09-03 11:45 | 小説・エンターテインメント