【流されゆく日日05】excite

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2005年 11月 14日 ( 1 )

「山窩」勉強中①、編。


いま「サンカ」に再び脚光の予感が。

★ 「サンカ」とは何? 漢字を当てると「山窩」。簡単にいうと、この日本列島を自由に流浪した幻の漂泊民。原日本人の末裔では、ともいわれている。
柳田国男は、定住し、農耕生活を主にしていた人々を「常民」(江戸時代は寺の檀家)と呼んだ。しかし、列島には山野をめぐる一所不住の非・定住民もいた。彼らを「サンカ」、海を住処とする漂泊民を「家船(えぶね)」(主に瀬戸内海)と呼んだ。

★ 以前から、『AERA』やマイナー誌ではサンカ特集がたびたび出ていたが、再び注目されるきっかけとなったのは、『幻の漂泊民・サンカ』(沖浦和光・文春文庫)の刊行あたりからか。

★ 重い名著。これにはビックリした。以前読んだ小説(五木寛之『風の王国』『戒厳令の夜』)にもたびたび出ていたが、「漂泊の民? へえ、ロマンだねえ」ぐらいしか思わなかった。読んでみたら面白さノンストップ。売れ行きも好調そうで、出版から一年以上たつのに、現在も書店に平積みされている。

★ で、もっと具体的に「サンカ」実像に迫ると…奥が深すぎ、被差別問題も絡み、簡単には無理。
いずれにしても、「1960年代までには彼らは姿を消したらしい」ということだけで、ロマンもなく、実体は哀しく苦しさに満ちた集団だったようだ。もっと、勉強しなくては…だから続く。
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by suginami458 | 2005-11-14 08:19 | 小説・エンターテインメント