【流されゆく日日05】excite

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2005年 12月 23日 ( 1 )

部落を首相にしてはいかんわなあ、と麻生太郎は言った、編。

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奈良の住職が上京されたので飲食した折の話。決して他意はありません。

★ 話は、「サンカ」の話から、以前読んだ野中広務(自民党元幹事長)氏を書き記した『野中広務 差別と権力』(魚住昭/講談社)に及んだ。野中氏は京都・園部町出身。園部町長、京都府議を経て、衆院議員、自民党幹事長まで上りつめ、2003年政界を突然引退。小渕、森政権時代には一時「首相候補」にも浮上したほどの辣腕。ちなみに、同書が刊行されるとき、発売停止を求める圧力があった、という。

なぜ、野中氏は共産党が強い京都(当時)から、権力の中枢にまで行けたのか。

★ それは、部落地域出身だからこそのパワーだという。同書を読むと、彼の園部町長時代は偏見との闘いだった。襲撃をされ、言われなき差別を受けたことは数知れず、「え、こんな酷いことが、つい最近まで行われていたのか‥‥」と絶句するほどだ。その後、組織力をバックに永田町に上りつめたが、この出身問題は意識的に避けられていたという。だが、「首相候補」に浮上した時、野中氏を激怒させたことが起こった。

★ 麻生太郎氏の一言「部落出身を、首相にしてはいかんわなあ」。
これを記者から伝え聞いた野中氏は怒髪天をつくほどの形相をみせ、手・唇を震わせ、目を真っ赤にし「おのれ‥‥麻生‥‥」とうめいたという。

★ 京都に行くと、必ず「身近な差別・偏見をなくしましょう」の公共ポスターなどがバス・電車などに掲示されている。それほど、この平成の現代でも、依然として存在しているということなのだ。
この年末年始は、『はじめての部落問題』(角岡伸彦/文春新書)を読み込んでみようと思った。

 ※写真は、本文とは何の関係もありません。ただの東京・銀座の夜景です。
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by suginami458 | 2005-12-23 18:00 | 小説・エンターテインメント