【流されゆく日日05】excite

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カテゴリ:小説・エンターテインメント( 70 )

今夜すべてのバーで/新橋編の巻。

2日に1回あった試写会大会も終わり、知り合いの人と新橋烏森口へ突撃!
さすがオジサンのワンダーランドだ、見渡す限りの飲み屋街。僕もオジサンを痛感、何の違和感もなく溶け込んでいる…。

「なんだか今日の『アイランド』の会場はセキュリティーが厳しかったですね。試写会でボディーチェックなんて初めてでした」
「試写を盗撮するヤツがいるらしいです。それにしても金属探知機とは、ですね」
…それほどの大作映画とは思えないけどねぇ。

新橋烏森口キムラヤ横を入った通りは立ち飲み屋ばかりだ。その数およそ10軒か。
名店「魚金」をはじめ、昭和からある老舗「白滝」「バーウエスタン」など、タバコ片手のグループに、ぽつり独りの哀愁オジサンも。携帯のテレビを見てどうする。家に帰りたくないのかな…。

日本テレビや共同通信、電通本社が移転してきてから客も増え、客層も良くなったような。以前は怪しげなダブルの紳士ばかりだったもの。

それにしても、烏森口の立ち飲み屋は安い! つまみはほとんどが300円、なかにはキャベツが食べ放題なところも(大阪ではよくあるが)。

飲んで食べて、2人で1900円でした。
少しは見習いなさい! 御茶ノ水の「○○○バー」と言いたい。

【安い度=★★★★★】
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by suginami458 | 2005-07-17 09:00 | 小説・エンターテインメント

神木クン光る!新角川映画「妖怪大戦争」の巻。

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角川書店60周年記念作品「妖怪大戦争」を試写で観た=写真(C)2005「妖怪大戦争」製作委員会。

「あいくるしい」ぞ、主演・神木隆之介クン。
【神木隆之介(かみきりゅうのすけ)】1993年5月19日生まれ。埼玉県出身。病気を心配した母の勧めで、2歳のころから芸能活動を始め、現在10年のベテラン子役。最近の出演作=映画「お父さんのバックドロップ」、映画「インストール」、テレビではNHK大河ドラマ「義経」の幼少期、TBS「あいくるしい」など。

★声が「あいくるしい」ぞ、神木クン=さすがジブリ作品の常連(『千と千尋の神隠し』の坊、『ハウルの動く城』のマルクル)、最新作では『皇帝ペンギン』の子供ペンギン(日本語吹き替え)など活躍。「妖怪大戦争」でも一部ナレーションをやっているけど、特別な声帯を持つ子なのか。癒し系の声だ。妖怪すねこすりの声も君が?

★表情が「あいくるしい」ぞ、神木クン=いじめられたときの悲しい顔、妖怪に出会ったときの驚いた顔、普通の小学生の顔、そして麒麟送子となって闘うときの顔‥‥この年代特有のクルクル変わる表情。「あいくるしい」の脚本家・野島伸司氏が「神木クンにオーラを見た」と言っていたけど、このことか。
映画の前半で村の子供たちとの会話があるけれど、セリフ棒読みの子たちとは格が違うところを見せている。間の取り方がワオ! だ。

映画自体はそれほどだったけれど(大人は当たり前)、後ろの小学生たちが妖怪を見てキャアキャア言っていたので、「ひと夏の冒険」夏休み映画としてはいいのかも。
大人の楽しみは「作家の宮部みゆきさんはどこに出たでしょう」「大沢在昌さんは?」「荒俣宏さんは?」「京極夏彦さんは?」(この京極氏は同時上映の『姑獲鳥の夏』でも出ています)を捜すのが面白そう。
「あいくるしい」神木クン一人で、この夏の3大戦争映画「宇宙戦争」「スター・ウオーズ」の中でも引けをとらない作品になっているような。

でも、「名子役は大成しない」のジンクスはこの子にも直撃する気がするなあ。
絶対に「金八先生」には出てはいけないよ、神木クン。

【オモシロ度=★★★★☆】
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by suginami458 | 2005-07-14 19:17 | 小説・エンターテインメント

映画「姑獲鳥の夏」を見た…けれど、の巻。

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映画「姑獲鳥の夏」を試写で見た=写真はイメージ(C)「姑獲鳥の夏」製作委員会。
なんだかアノ作品と似ていた。

笛、鐘、風鈴、バイオリン、三味、琴、雷…とにかくやたらオドロオドロしさと恐怖心を盛り上げようとするのか、「効果音」がきつくて。
映像も、次から次といそがしく蛙や雷光、鮮血、墓場…と差し込まれて。その割には、京極堂のセリフが長くて。

原作はもちろん読んだけど、ほぼ忠実に映像化。京極ワールドも、横溝ワールド的でこんな感じか。
中禅寺秋彦の堤真一さん、いしだあゆみさんがピシッと締めていた。

…と、何かに似ている作品だなぁ、と思っていたら思い出した! 「TRICK(トリック)」だ! ほら、阿部寛さんも出ているし、「ズバッとマルっとお見通しだ~!」と仲間由紀江さんが叫んだら区別つかないくらい効果音が似ている作品。

たぶん「妖怪大戦争」の勝ちかも。

【オモシロ度=★★☆☆☆】
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by suginami458 | 2005-07-09 22:01 | 小説・エンターテインメント

疾風怒涛完結編/「別れた子」に逢う旅②、の巻。

東京。梅雨空。
いきなり雨が降ってきた。うーむ、12年ぶり「別れた子」に逢うには嫌な感じだ。

ビルの一室。「こんにちは」と少しはにかみながらドアを開けて入ってきた。
おお、部屋の中が突然明るくなったような。
小柄だけど、聡明そうな子。笑顔がいい。

母に切ってもらうという長めの髪。
疑うことをしらない(と思う)、きれいな輝く目。
左の頬と右の首筋には小さなほくろが(怖いくらいの観察眼…)。
アースカラーのベストの下には、折り目のついた真っ白のTシャツが似合っている。
ジーンズと赤と白のシューズに、白のソックス。
最近は学校でバスケに凝っているらしい。

「僕、野球は巨人が好きです。うん、清原とか」
普通は吉伸、仁志、二岡じゃないの? まあ、いいか。
僕も西武ファンをやめて巨人ファンに転向しよう。
「絵も描いてます」
うん、描いた絵を見たい。

12歳の「別れた子」は何事も一生懸命だ。
いい育てられ方をしたよう。学校も楽しそうだし。

帰り際、おみやげを渡したら、
「ありがとう! ありがとう!」
と跳びはねて、とびっきりの笑顔を見せてくれた。
「ありがとう」は僕の方だよ。

ビルを出たら、雨は上がっていた。夜の風が気持ちいい。
さあ、祝杯(なんの?)に繰り出そう。
(注=一部フィクションです)。

【逢えてよかった度=★★★★★】……重ねて、一部フィクションです。
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by suginami458 | 2005-07-08 23:06 | 小説・エンターテインメント

12年前「別れた子」に逢う旅①、の巻。


「別れた子」に逢う日が近づいた。
聞いた話では「電車モノ」が好きとか。よっしゃー、贈り物だ! と、銀座博品館へ突撃。

電車モノなら3階ということなので、ものすごく遅いエレベーター(なんでも昭和初期の油圧式だって)でヨタヨタ上った。
ワオ! なんだかワクワクするな、見渡す限りおもちゃ売場。でも、どこを探せばいいのか分からない。そうだ、売場のお姉さんに聞こう。

「あの…12歳の男の子に電車モノを買いたいんですけど」
「ハイ、そうですねぇ、高学年ですからコレなどいかがですか」
と、Nゲージというミニチュア電車を持ってきてくれました。う~ん、いいのか悪いのか分からない。まぁ、いいか、好きな京急とJR東日本を買おう。
次は、組み立ての電車も。ワオ! コクヨ製だ。文具・オフィス機器以外にもおもちゃも作っていたのか、多角経営だ。

…と、気がつけば1時間。社に戻らねば。
売場のお姉さんが
「かわいいお子さんでしょうね、ウフフ」
「ええ、とてもかわいいです。ズバ抜けています。おまけに、声もかわいいんです!」
「まぁ…」
と話し込みながら、なんだかとても胸躍る、ひとときでした。
博品館のお姉さん、いろいろありがとうございました(一部フィクションだけど…)。

でも、贈り物は無難にジブリものにしておけば良かったかな…まぁ、いいか(重ねて、一部フィクションだけど)。

【胸躍る度=★★★★★】
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by suginami458 | 2005-07-05 22:17 | 小説・エンターテインメント

いささか…伊坂幸太郎『死神の精度』、の巻。


わりと前作『グラスホッパー』(角川書店刊)、『チルドレン』(講談社刊)が面白かったので、楽しみにしていた最新刊『死神の精度』。

帯のコピーは「俺が仕事をすると、いつも降るんだ/クールでちょっとズレている死神が出会った6つの物語」。
1週間だけある人物を調査して「可」なら8日目に「死」が実行されるという調査役の死神が主人公。各編とも、いろいろな音楽が基調低音になっている。

これも伊坂ワールドなんだろうな。いつもの、仙台らしき街を舞台にしているようだし‥‥。
どうも、いいのか悪いのかよく分からない作品集。『オール読物』にだいたい4ヶ月ぐらいごとに発表されたからか、テンポがよくないような‥‥。
つかみはOK、とばかりに読んだ第1編『死神の精度』が面白かったから、「次いってみよう!」と読み続けたけど。

表紙カバー写真と、各編の冒頭にあるモノクロ写真(藤里一郎)が良かった‥って、おい。

【読んで面白かった度=★★★☆☆】
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by suginami458 | 2005-07-01 19:05 | 小説・エンターテインメント

藤原文学の到達点。輝く『シリウスの道』、の巻。

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藤原伊織さん=写真=の最新長編『シリウスの道』(文芸春秋刊)が書店で輝いている。新聞の書評も好評だ。

国内最大手広告会社(つまりdentsuでしょ)の営業局副部長が主人公(今回は、全共闘世代ではないみたい)。敏腕美麗な女性部長・立花と、与党代議士を父に持つ二世クン、元証券会社勤務の派遣社員・平野らを部下に、18億円という巨大広告プロジェクト争奪に挑む。

相変わらずセリフ回しが効いている。
…立花(女性部長)がかすかに笑った。「それなら私も控えめにいうけれど、最近、この歳になってようやく悟ったことがあるの」
「なんですか」
「人間関係はいつか必ず腐っていく。そのこと」
「腐っていく?」
「そう。腐っていくの。他人との関係なんて所詮、なま物だもの」
…効いてるなぁ、ハードボイルドな女性部長だなぁ。

だけど、広告業界特有の用語が難しい。
…平野が尋ねてきた。「広告統計とか出稿調査って何ですか」
「広告統計は出稿実績。…出稿調査は、まだ露出していない媒体への申し込み段階のチェックだよ。…」
と、派遣社員の平野が必ず質問しているので、「OK牧場」。

それに、「東邦広告では、大きなプロジェクトが発生した場合、各フロアにあるいくつかの会議室のどれかが一定期間、専用の作業室に転用される。」なんて、dentsuの「内部情報」も満載だし…。いいの?


藤原さんの作品には必ず「絵画」「組織」「やくざ」が出てきて、それぞれがいい味を出しているけれど、僕は「会社の派閥抗争」も隠し味になっていると思う。
でも、それは何故なんだろうと感じているんだけど…。

【面白度=★★★★☆】
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by suginami458 | 2005-06-29 22:39 | 小説・エンターテインメント

『失踪日記』にウーン、の巻。


漫画家・吾妻ひでお氏の『失踪日記』が好調だ。
05年03月08日に第一刷、あれよあれよで06月06日には第七刷に!
日本漫画家協会賞も受賞したし。良かった! 吾妻センセイ。

おまけに、装丁は今を時めく鈴木成一デザイン室が担当しているので、更にビックリ。そういえば、ただものではない目立つデザインだ。

本は、簡単にいえば
漫画家・吾妻ひでお氏(55)の失踪(1989年、仕事したくない病で仕事場から)→路上生活→アル中強制入院→自殺未遂…のリアルなノンフィクション。すごい転落。
本当は凄まじく波乱に満ちた記録なんだろうけど、そこはギャグ漫画家、各編オチがついて暗さを消している。


で、読んでいたら知ってる人が出てきた。
吾妻氏は秋田書店系列で活躍した漫画家なので、「カベムラタイゾウ」氏らにしごかれた様子。
カベムラ氏は(もう休刊)『月刊漫画王』『冒険王』の編集長だった。僕も持ち込みで数回掲載していただきました(昔、漫画を描いていたので…)。


吾妻氏が失踪した原因は、どうも秋田書店に描きたい漫画を描かせてもらえなかったことにあるらしいが…。
でも、なぜ失踪するまでの心境だったのかがよく分からない。分からなくてもいいか。

【読んで面白かった度=★★★☆☆】
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by suginami458 | 2005-06-22 23:03 | 小説・エンターテインメント

ヨレヨレ京都②仏の道と麦芽100%、の巻。

♪私の髪に口づけをして…
♪…なのにあなたは京都へ行くの
♪京都の街はそれほどいいの
♪この私の愛よりも…
 (1973年(C)チェリッシュ「なのに、あなたは京都へ行くの」)


先月知り合った「東本願寺の坊さん兼バーの主人」工藤さんのお店へ(京都市左京区川端通夷川上ル新生洲町、サンフェスタビル1階「弥光庵」、電話075-751-5045)。

「先月お会いしたときの、捨てられていた子猫は、お蔭さまでもらわれていきました」
「良かったですねぇ。でも、いつも一緒にいたから寂しいでしょう」
「いえ、私はこのコがいますから…」って、持ち上げたのがジャンボ猫。うわ、大きい。

…とまあ軽く挨拶し、さあ、勉強させてもらおう、仏教を。
でも、さすが京都は違うな、バーで仏の道を学べるんだもの。

この「弥光庵」、開店10周年を迎えたばかり。お店の理念は「仏との出会い」。つまり、お酒を飲むことを通じて戒を守れない凡夫(ぼんぶ)であることに気づき、どうすれば救われるかを考えること、とか。

ちなみに、「肉類の食べ物は出しません」
うん、殺生は、仏の道に合いませんしね。
また、「ビールは麦芽100%のものしか出しません」
あれ、仏の道と麦芽は何か関係が?
「私が好きなもので…」
あ、そ、そうですか…。
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by suginami458 | 2005-06-19 23:21 | 小説・エンターテインメント

ヨレヨレ京都①安倍晴明一条戻り橋、の巻。

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♪私の髪にくちづけをして…
♪…なのに、あなたは京都に行くの
♪京都の街はそれほどいいの
♪この私の愛よりも…
 (1973年(C)チェリッシュ「なのに、あなたは京都へ行くの」)


前日以来の潰瘍再発で、体調ヨレヨレながらも「行かなくちゃ!」 と足もとフラフラで京都入り。
天気は薄曇り。京都にしては湿度少なく過ごしやすい日和。まるで、「おいでやす」と歓迎されているかのよう。うれしいな。

★まずは西陣を北上、「北野天満宮」へ御礼参り。
春遅く、試験に長年苦戦していた青年が参拝したところ、一発合格。さすが学問成就の菅原道真公でございます。この神社は広いのでとても気持ちがいい。
ありがとうございました、あの節は。霊験あらたかなり。


★南下して、「安倍晴明神社」。
そう、平安時代の陰陽師・安倍晴明を祭る神社=写真は人間界と霊界の結界といわれる一条戻り橋。晴明が操る式神(左)がここにいた。社印は五芒星(☆)。

修学旅行生や若い女の子で込んでいました。今や人気スポット。神社全体が白く真新しい。陰陽師グッズもたくさん並べられており、かなりの繁盛とみた。

絵札を見ると(個人情報はいいのか?)、荒俣宏氏や篠原涼子さんらも参拝したよう。「なんたらかんたらヒット祈願」って書いてあった。
あ、そうか。今夏公開の角川映画「妖怪大戦争」絡みだな…とすると、神木隆之介少年も来たのか!
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by suginami458 | 2005-06-17 20:58 | 小説・エンターテインメント