【流されゆく日日05】excite

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さあ来い! 胃カメラ! の巻。


ついに今年5回目の胃カメラだ! さあ、来い! マイクロカメラ。

★慣れたとはいえ、
①前日夜から何も食べず(朝1杯の水はOK)
②直前にぬるぬるのノド麻酔を飲まされ
③筋肉弛緩注射を肩に打たれ
④若い看護師6人に囲まれ(うち3人に体を押さえつけられ)
⑤大の男が涙と涎を流し続け
⑥軌道用にマウスピースをくわえエビのように体を曲げる
…のは苦しいって!

★「5分で終わりますからね」って16分もかかったじゃないの! 現在は撮影写真はすべて電子カルテにそのまま送信され、患者側は見られないため(診察時は見られる)、一部を印刷してくれる。おっ、なかなかきれい。

★「もう、内出血も止まり、3ミリほどの潰瘍跡が見えます。タケプロンなどの治療薬が効いているようですね。でも、まだ警戒レベルですよ」「食道は出血していません」
「ただし、ピロリ菌が陽性です。現在は薬で抑えていますが、除菌しないと潰瘍再発の可能性は高いです。保険も効きますから検討されては」
…というわけで、とにかく無事内視鏡室から生還。

★費用は、正規では1万3000円ほどなり(保険適用前。地域と病院により変動あり)。

…ふう、疲れた。健康と原稿は命より大事なり。
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by suginami458 | 2005-08-31 14:20 | 小説・エンターテインメント

忌野清志郎先輩! 神木クンを見習ってね、の巻。

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角川映画「妖怪大戦争」に、高校の大先輩・忌野清志郎さん=写真(C)「妖怪大戦争」製作委員会=が「ぬらりひょん」(竹中直人さんの後方)で出ていた…セリフ棒読みだったけど。少しは天才子役の神木隆之介クンの演技を見習ってね、先輩。

★忌野先輩は、三多摩の東京都立H高校1期生(開校1966年)。同期には、俳優の三浦友和さんがいる。つまり、忌野、三浦さんは同級生で、山口百恵さんは忌野さんの同級生の奥サンで、僕からみると山口百恵さんは「先輩の奥さん」ということになるのだ(だからどうした?…)。

★高校在学中にバンドデビューした忌野先輩にはRCサクセションとして「僕の好きな先生」という名曲があり、そのK先生に僕も習っていた。

★K先生は美術の先生。いつも部室に籠もっていて、めったに出歩かなかった。今のように喫煙にうるさくなかった時代、いつもタバコを吸っていたような…描きかけの油絵キャンバスをバックに格好よかったなぁ。低い声で寡黙なK先生は、僕たち生徒のやることにはほとんど口をはさまなかった。なぜだったんだろう? 直前の学園紛争に疲れていたのかな。
僕が絵を描いていたら、「お、いい色づかいだな」「おまえは漫画を描いているのか、一度タツノコプロに行ってみるか」
なんて声をかけてくれたこともあった(僕は美術部にいた)。

★忌野、三浦先輩は開校したばかりの田舎新設高校のグラウンドに土を運んだり、草をぬいたり、道を整備したりして、いい高校にしようとしていたと聞いた(H高校は川の隣で、土地だけは広かったのだ)。夏にはキャンプファイヤーもしたとか。純な高校生だったんだなぁ、先輩たち。

★…なんて思い出したのは、○年ぶりに同窓会の連絡が来たから。
でも、よく現在の住所がわかったな(いろいろ経由したにしろ)、怖いぞ…個人情報保護法は大丈夫か!

【なんとなくはるか昔の高校時代を思いだして懐かしい度=★★★☆☆】
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by suginami458 | 2005-08-28 12:09 | 小説・エンターテインメント

京都に行けず病院に行った夏…の巻。

京都の知人に会いたいし、古都に夏の終わりを告げる五山送り火も見たいし…と春から予定していた「2005年第5次京都行計画」だったけど。

突然のめまいとフラフラ脱力で、ダウン。仕事も勝手に「夏季休業」にさせていただきました。去年も「潰瘍性貧血」で入院。進歩がないってことでございます。

フラフラで、「こりゃ、院内で倒れるかもしれないぞ…」なぐらいの症状で診察受け付け。周りを見れば当然お年寄りの方々。でも、診察まで長いなあ…50分待ちました。診察は10分ぐらいだったけど。

「○○○○さん」。患者の間違いがないようにフルネームで呼ばれ、ようやく診察室へ。
「潰瘍の再発かも。胃カメラを」って、今年もう4回目の胃カメラ室へ。はじめは苦しかった胃カメラも4回目ともなると、オーケー牧場。
「ま、軽い内出血がありますね。これが貧血の原因ですね。それにしても、赤血球値が低すぎるなあ‥それから、血圧が高すぎます。ま、これが頭痛の原因ですね」。とても理路整然とした診断。「ま、内科は現在満床なので、本来なら入院したほうがいいんですけど、家もお近いし、お薬で…」

…というわけで、もらいましたお薬5種類。
タケプロン錠、アルサルミン顆粒、マーロックス懸濁内服、ストロカイン錠、降圧剤ノルバスク錠。これに、鉄分補給、ビタミンB、赤血球生成補助剤入りの点滴つき。なんだかいっぱしの病人だ(病人だけど)。

こんなに薬を飲んでも、まだフラフラ感が…。健康は命よりも大事。
そうだ、また病院行こう。
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by suginami458 | 2005-08-21 14:13

江戸川乱歩賞『天使のナイフ』が面白い! 

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江戸川乱歩賞最新作『天使のナイフ』=写真(C)講談社=が面白い。

【薬丸岳(やくまる・がく=本名・たけし)】1969年東京生まれ。駒沢大付属高校卒。卒業後は俳優をめざし劇団に入団も退団。その後旅行会社などに勤務。漫画雑誌の原作賞に数回入選。本作品は約2年かけて執筆。

★ この作品は、深くて重い社会派推理。少年犯罪と、残された被害者。被害者に立ちはだかる少年法。加害者の人権を重視する現行法に、被害者の知る権利は無力なのか…。選考作品の中でもダントツだったという。
帯のコピーは「殺してやりたかった。でも殺したのは俺じゃない。」
筆者は漫画原作なども受賞したためか、展開がいい。中盤から一気の「まさか!」のストーリー、最後は「そんな…」の、ある意味で雫井脩介さんタイプの作風。やはりミステリーは展開。

★ 乱歩賞は、新人が数年の書き込みと全力投球で執筆するから、面白くないはずがない。東野圭吾、真保裕一、桐野夏生、藤原伊織、野沢尚、福井晴敏さんらエンターテインメント界を突っ走る作家を輩出している。作家は第一作を超えられないって言うし、毎回楽しみにしている。
でも、数作で消えてしまう作家も多いのも事実。だから、講談社に遠慮せず、各社で活躍して欲しいんだけど(とくに、2年前の『翳りゆく夏』の、ニッポン放送の赤井三尋さん、次回作を待っています)。

【オモシロ度=★★★☆☆】
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by suginami458 | 2005-08-19 16:21 | 小説・エンターテインメント

夏の夜には朱川湊人『都市伝説セピア』…の巻。

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夜帰ると、近所の商店街で「夏祭り」をやっていた=写真。夏祭りといっても、なんとなく七夕飾りだけのような、なんちゃって縁日のような…風情もありません。

夏祭りというと、ステレオタイプだけど、やっぱり神社の参道、エチレン灯に裸電球の縁日、香具師の怒声、笛太鼓の神楽、浴衣の少女のウフフ&肩車の親子のアハハの声、飛び回るカナブン、団扇バタバタ…でしょう。でも、もう映画の中だけか。

★ 最近読んだ、直木賞作家の朱川湊人氏『都市伝説セピア』(文藝春秋刊。ちなみに、この作品も直木賞候補だった)中の「アイスマン」を思い出した。
僕は東京の外れにいたけど、夏祭りには昔(昭和中頃)なぜか怪しげな集団が来て小屋を造っていたことがあった。
★ ベニヤ板に書きなぐった極彩色の絵の小屋には卑しげなおじさんと煙草を咥えたおばさん、銀玉鉄砲で遊ぶ真っ黒い少年がいた(と思う)。「見せ物小屋」なんて書かれていて、子ども心にも「怪しいぞ→入ってはイケナイ→でも見たいぞ→お金がないから入れないよトホホ」なんて思ったもの。今思うと、あの集団はなんだったのだろう。

★ で、短編『アイスマン』は、そんな昭和の頃の見世物小屋を怪しく描いたものだけど、ですます体で書かれた描写がゾクッとする。
「頭上には布に描いた絵看板が三枚並べられ、どれもが凄まじいものばかりでした。右から『かに娘』『イモリ小僧』『山鳥娘』というタイトルがつけられています。…」
なんて、これでもかのホラーよりも怖そう。他にも、ちょっと泣ける「昨日公園」、目まいがする「フクロウ男」も面白い。寝苦しい真夏の夜には涼しくなる、ちょうどいい一冊でした。

【朱川湊人(しゅかわ・みなと)】 1963年、大阪生まれ。慶応義塾大学文学部卒。出版社勤務を経て、「フクロウ男」で2002年オール讀物推理小説新人賞受賞。ほかにも日本ホラー小説大賞短編賞も。『花まんま』で05年下期直木賞受賞。
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by suginami458 | 2005-08-10 17:54 | 小説・エンターテインメント

そうだ、奈良いこう(かな)‥の巻。

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斑鳩・法隆寺の近くの寺のご院主から「旅のお誘い」がきた。「斑鳩の里は炎暑ですが、朝夕は少しずつ秋の準備が始まっているようです。お見えになりませんか」=写真は法隆寺南大門から。

この方(院主=住職)とご縁をいただいたのは、今から5年前の盛夏だった。
突然、知人と訪問したのに、嫌な顔をされず、お話を聞いていただいた。夏は、お寺の方にとっては盆で「稼ぎ時」なのに‥‥。
このときいただいた「トウモロコシの冷茶」のおいしかったこと。

宮大工・西岡常一師が最後に手掛けたという寺、山門のお話。法隆寺再建説のこと。斑鳩には「佐伯姓」が多いという話、昭和30年代前半までは法隆寺でも牛を飼っていたという話‥‥。
また、大人でも引いてしまう法話をかみ砕いて話される院主の話に、集まった門徒の子供の笑顔はとても輝いていたっけ。夏の子供の笑顔っていいな。
冷房がないとゲンナリくる僕も、寺を通り抜ける風があんなに心地いいものだとは思わなかった。

あれから、毎年初夏には訪問させていただいているが、手紙のやり取りのほかに、ふとしたときに互いを思い出す関係もいいと思う。

そうだ、奈良、行こう(かな)。
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by suginami458 | 2005-08-05 18:47 | 小説・エンターテインメント

五木寛之さんに告ぐ! の巻。

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朝日新聞2面に派手な半五段広告、珍しい! おっ,KKベストセラーズだ! 『五木寛之ブックマガジン夏』の新刊広告=写真(C)KKベストセラーズ。キャッチコピーは「一冊まるごと五木寛之 ワンコインで文庫3冊分」。

【五木寛之】1932年9月30日生まれ(ちなみに、石原慎太郎都知事と同年同月日)。45年9月、母を敗戦の混乱下亡くし、父、弟、妹と引き揚げ。52年に早稲田大学露文科に入学も授業料未納で抹籍(その後、授業料を支払い中退扱いに)、57年からさまざまな職業遍歴(すごい大雑把だけど)。
玲子夫人の実家である金沢に転居後、66年、『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、翌67年に『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞。
その後、2回の休筆・復帰を繰り返す。いずれも京都・岡崎に住み、50代直前には「精神的不安定さ」から仏教に傾斜、『生きるヒント』『他力』『大河の一滴』など発表。
今春、講談社100周年記念事業として百寺巡礼を達成、現在(8月上旬)、北欧旅行中。

★ …という、常に第一線で活躍してきた五木氏も今年作家生活40年&73歳。
最近、講談社『百寺巡礼』シリーズ以外に新刊が出ないなぁと思っていたら、コレが進行中だったのか。おまけに、平凡社から対談集。さらに、幻冬舎で今秋にはまた人生論第4部目が刊行準備中とか。

★ でも…僕たちは「小説」が読みたいのです、五木さん。
第一級エンターテインメント『戒厳令の夜』『風の王国』の知的興奮をもう一度味わいたいのだけど、残り時間を考えると…。
確かに、60年代から70年代にかけての五木氏はすごかった。
「量から質を考える」と宣言、デビュー後数年で全24巻の『五木寛之作品集』(文藝春秋)ができるほどの大量執筆。また、それまで娯楽、中間などと呼ばれていた大衆小説に初めて「エンターテインメント」と命名。サブカルチャ―を走り抜けた。

★ KKベストセラーズは以前にも、名作『風に吹かれて』をリメークして刊行するなど、五木さん大好き編集者がいるような(東京書籍にもいると思う)。
確かに、この五木さん黄金期の作品群に目をつけた編集者はスゴイな(版権を持っている各社ともほとんど文庫絶版扱いだから出せたのかも)。『晴れた日には鏡を忘れて』をコミック化するなんて変化球も投げてるし、おまけに、あの黄金時代と同じようなザラ紙を使っている手腕もお見事。
数ページだけど、五木さんの新作雑文も掲載され、秋に出る第2号が楽しみ…そりゃ、エッセイ、雑文活動も作家の表現手段と考えてはいるけれど‥‥だけど、やっぱり、僕たちは「現代の五木さんが書いた小説」が読みたい! のです。
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by suginami458 | 2005-08-02 23:20 | 小説・エンターテインメント