【流されゆく日日05】excite

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映画「セブンソード」試写会の帰りにネクタイを発見。編

新宿で「セブンソード」ジャパンプレミア試写会を見た。中国・香港・台湾・韓国の出演者が挨拶していたけど知らない人たちばかりで…。

★ 映画コピーは
「黒澤明監督に捧げるオマージュ/4分間のスタンディング・オベーションでベネチア映画祭絶賛! 『hero』『lovers』に続く〝武侠〟超大作第3弾! さあ、目を開け。これが本物の武侠だ。7人分の英雄伝説、7人分の衝撃」
とあるけど、前作を見てないから、どうも「……」ばかりで。跳び上がったりのワイヤアクションもあきたし。

★ すっかり秋の気配の夜の新宿の帰り道。あっ、またネクタイが落ちてる! 実は以前も(映画の帰り)新宿伊勢丹別館前でネクタイを発見、夜の暗さに紛れて見つけたことがあったのだ(もちろんアルコールが入っていたし)。それが何と有名ブランドもので、さすが伊勢丹だ! なんて思った。

★ でも何でネクタイが落ちているのか? 落とすシチュエーションが分からない。
①歌舞伎町だから、暴力団関係者が誰かの首を絞めようとした。
②酔ったお父さんが、病気のお殿様の真似をして頭にネクタイを巻いたが、女子社員に小突かれ落とした。
③歌舞伎町だから、誰かに追われた人が走りすぎて疲れてはずした。

‥‥さすがに今回のはブランドものではなく、歌舞伎町デザインだったので、踏み付けたけど。

【映画「セブンソード」面白度=★★☆??】
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by suginami458 | 2005-09-28 20:07 | 小説・エンターテインメント

京都に行ったら、このカフェだ!編

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京都は大手コーヒーFCもどんどん進出してきているけれど、四条河原町など街中だけ。まだまだグッドオールドデイズ的個人営業の喫茶店も健在。そこで、新幹線に乗ってでも行きたい僕的京都喫茶店ベスト5!

第⑤位「イノダコーヒ」=池波正太郎の「京都の朝はイノダから始まる」は有名。正月も元日から営業していて(本店だけ)さすが地元密着型の老舗。コーヒーはミルクと砂糖が初めから入る独特なタイプ(もちろん、別々もOK牧場)。本店は名所となり観光地化しているので、最近は比較的静かな三条店にいっています。

第④位「yamatoya」=京屈指の老舗ジャズ喫茶(夜はバー)。ご主人が近郊の花背から汲んでくる水がおいしく、水割り、コーヒーも美味。お寺の方、作家や音楽関係者、京大生が常連で、西陣出身の都はるみさんや近くに在住の作家・平野啓一郎さんの姿もごくたま~~に。

第③位「岡崎ラ・ヴァチュール(写真)」=リンゴを砂糖で煮詰めたタルト・タタン(ケーキ)がおいしい。松永さん夫妻はフランスで修業され。奥様は世界タルト・タタン協会の名誉会員。先日もフランスに行って来られたとか。手作りのため(当たり前か)一日32ピースしか作れない。飴色にまで煮詰められてもあまり甘くないタタンにはファンが多く、作家の五木寛之さんや元TBSアナの進藤晶子さんも常連。

第②位「高瀬川みゅーず」=京都繁華街のど真ん中にあるのに、とても静かな店。高瀬川に面した窓からの風景とクラシックのBGM、苦め濃厚コーヒーは、これからの秋には似合う(と思う)。僕は、この店で浅田次郎の『地下鉄(メトロ)に乗って』を泣きながら読んだ…関係ないか。

第①位「京大前進々堂」=京大生の溜まり場(当たり前)。コーヒーもパン類も安い。テープルや椅子は同校出身の有名作家の作品。昔の喫茶店の雰囲気が今でも残っており、店主のセンスの良さに脱帽。新幹線に乗って、駅からバス代かけてでも行きたい。

【京都は珈琲が安い度=★★★★☆】
だいたい350円ぐらい。イノダでさえ420円なのだ。東京が高いのか。
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by suginami458 | 2005-09-23 10:08 | 小説・エンターテインメント

魔界都市・京都を行く③/巨大古墳だ!編

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これを見たときは本当に驚いた。大きさ、規模…まさか京都の太秦の、住宅街のど真ん中に「巨大古墳」があるなんて! 京都恐るべし!

★ この横穴式石室の古墳(元は前方後円墳=石室約18㍍)の名は「蛇塚(へびづか)」=写真。ネーミングも凄い。石室の大きさは、あの奈良の石舞台をはるかにしのぎ、現在残っているのはその一部に過ぎないというから仰天だ。

★ じゃ、この古墳は何のために造られたのか?
京都市の史料プレートには「7世紀初頭、太秦を開拓した渡来系秦一族が造ったもので、その首長を葬った古墳」とあった。
確かに、太秦の近辺には天塚古墳など数個の古墳が点在しているけど。一部には「日本先住民を葬った遺構なのだ」なんて説も(加藤保憲か!)…僕を案内してくれた人もそう言っていた…。ロマンだ。

★ ちなみに、「日本先住民の遺構」は北野天満宮や、奈良の當麻寺の近辺にもあって、「土蜘蛛の墓」なんて書いてあって衝撃を受けたっけ。

でも、「日本先住民」って何? 縄文人? いわゆるサンカのルーツなのか? 勉強が足りません…これから勉強します。

【これには驚いた度=★★★★☆】
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by suginami458 | 2005-09-22 22:33 | 小説・エンターテインメント

魔界都市・京都を行く②/御所編

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以前から気になっていた。
京都御所の東北角が内側にえぐられていることが=写真左、撮っていたら皇宮警察が近付いてきたけど、僕は怪しいものではありません…。

★ 京都は794年に桓武天皇により造築された都で、魔界(鬼門)封じのために当時の最先端学問である占星術・陰陽道を駆使して造られた呪術都市でもある。その名残が、現在でも京都の随所で見られる。

で、御所の「欠け」は陰陽説では陰・拒否を表す。つまり「欠け」は魔物の侵入を拒否する造形で、「猿が辻」とも呼ばれるという。インド・中国では、猿には魔除けの力があるといわれ(ほら、孫悟空もサル)、今でも御所をはじめ京の鬼門には猿の彫刻が置かれているというから、今度から注意して街を歩いて見てみようっと。

★ 「広隆寺」もなんとなく気になっていた寺。

【広隆寺】603年に建立された京都最古の寺。聖徳太子建立の日本七大寺の一つ。本尊は弥勒菩薩像。3回焼失し、現在の寺は1165年に復興されたもの。京福電鉄の太秦駅の目の前で、この便利さはいい。おまけに、広々とした境内は気持ちが洗われます。ぜひ!

で、この寺のアルカイックスマイルでおなじみの弥勒菩薩(国宝第1号)の美しさと可憐さはさておき、この寺のある「太秦(うずまさ)」一帯が渡来系の「秦氏」一族によって開発されたということに注目。
広隆寺の東側には「木嶋(このしま)神社」があって、別名は「蚕の神社」。蚕→養蚕→機織→ハタオリで、秦一族を祀った神社だが、奇妙な三角鳥居に衝撃を受ける。なぜ、二柱でなく三柱なのか? 自然暦に関係があるというが、とにかく不思議な鳥居でなんとなく頭がクラクラした。

【こんなハイテク現代に陰陽道かよ…の面白度=★★★☆☆】
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by suginami458 | 2005-09-21 17:09 | 小説・エンターテインメント

魔界都市・京都を行く①/京のヘソ編

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「キタ――――」って電車男のコピーじゃないけど、久々の京都。暑いぞ! 9月なのに30度の真夏日。

★まずは古寺巡礼「六角堂」。
この寺は初代住職が小野妹子といわれる由緒ある寺(正式名=頂法寺)。隣には、生け花の池坊総本部があり(池坊=六角堂池の隣にあるから…に由来)、平安京の中心を表す「へそ石」があるのだ=写真(本当はウソだけど)。
さらに知る人ぞ知る、親鸞聖人の夢告の地。ここから比叡山に通われ、百日目に聖徳太子が夢に出られたという伝承がある。ある意味で真宗発祥の地。
京都の凄さは、こんなウルトラ古寺が街のど真ん中にあるところ。恐るべし。

★知人と待ち合わせに、寺町通の「一保堂茶舖」へ。京都を代表するお茶専門店だ。
茶道のたしなみはないけど、きれいな部屋で京言葉に囲まれていただくお茶は本当においしゅうございます。
さらに、ここの店の感心するところは、スタッフの女の子たちの礼儀正しさと心遣い。10000円札を出しても、お釣の1000円札はちゃんと新札で一方向に揃えて返してくれること。うーん、老舗の教育は違う。こうなると美学。京都恐るべし。

★梶井基次郎の『檸檬』で登場する丸善河原町店が10月で閉店。何があったんだ! 老舗書店に。

【京都恐るべし度=★★★☆☆】
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by suginami458 | 2005-09-20 18:02 | 小説・エンターテインメント

三平師匠は生きていた! の巻。

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いきなり「いま来るんじゃないかと噂していたとこなんですよ」の声が頭上からお出迎え。観客の笑い声つき。
ここは「ねぎし三平堂」。懐かしいなあ。林家三平師匠。

【ねぎし三平堂】昭和55年に55歳の若さで亡くなった落語家・林家三平さんの自宅に平成7年に開堂。「遺品を処分できなくて‥‥お父さんの部屋を作ろう」と、妻の海老名香葉子さんが造った。東京都台東区根岸2-10-12(電話03-3873-0760),つまり九代目林家正蔵(こぶ平改め)さんの実家。JR鶯谷駅から徒歩10分。入場料600円なり。

展示パネルのボタンを押すと、
「好きです! 好きです! よしこさ~ん」
「もう、大変なんですから」
「ニキ、ニキ、ニキの菓子。ばんざ~い」
テレビ全盛時代を駆け抜けた三平師匠、当時はアクが強すぎてあまり好きじゃなかったけれど、いま見ると本当に面白い。観客を早くからいじっていたんですね。

展示品は、ネタ帳から日記、茶碗、眼鏡、なぜか髪の毛が絡まった櫛(『お父さんのにおいがする』との、いっ平さんのコメントが)、座布団、下足札まで盛りだくさん。こん平師匠の弟子入り希望の手紙が泣かせる。
ネタが小さな字で丁寧に書き込まれた手作りの手帳、ノートは数十冊か。すごい努力家だったんだなあ。いま生きていれば80歳か。
おまけに、高座には全盛期の等身大・三平師匠がいて=写真、在りし日のVТRも充実、師匠のグッズもあって本当に楽しめる個人ミュージアム。

帰ろうとすると、
「あ、もう帰っちゃうんですか」
「もう少しゆっくりしていってくださいな」
なんて生前のテープの声。
思わず「ど~も、スミマセン」。

【面白度=★★★☆☆】
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by suginami458 | 2005-09-14 15:10 | 小説・エンターテインメント

京都が僕を呼んでいるぜ、の巻。

以前、瀬戸内寂聴さんに聴いた話。
「私、若いころ初めてインドに行ったのね。犬の死骸なんか浮いているガンジス川を見てビックリ。なんとなくいい印象を持てなくて帰国したんだけど、しばらくするとなんとなく身の回りに『インド』が出てくるの。たとえば、友人と話したり、新聞やニュースを見たりするとインドのことだったり。ああ、これは『インドが私を呼んでいるな‥‥』って思ったの」

となると、僕の場合は「京都が僕を呼んでいる」ってことになりそう。

このところ新聞を見ると、中京区の池発掘の記事だったり、書店に行けば、『日経おとなのオフ/京都特集』『サライ/京都秋特集』『tokyo1週間/二人で行く京都』がズラッと並んでいたり。
おまけに新書『京都人は日本一薄情か』(文藝春秋)、文庫『京都スタイル』(新潮社)に目が行ったり。
また、プロ野球中継を見れば、斎藤和己(ソフトバンク)、岡島(巨人)、檜山(阪神)、中村(楽天)選手が出ていて(いずれも京都出身)、もう「間違いない!」。

とどめは「お体はどうですか? こちら京都も朝夕は秋の気配が‥」なんて、京都の愛人(一部フィクション)からメールが来たり、知人からは「三条通りで個展を開きますので‥‥」なんて連絡も。
うーむ、すべてのベクトルが古都に向かっているのだ。

そうだ、晩夏&初秋の京都行こう(‥‥体調がよければ)。


でも、よく雑誌で「秋の京都/もみじ情報」なんてあるけれど、いくらなんでも9,10月は早すぎるって。京都の紅葉は「11月下旬~12月5日」の初冬のころでございます。
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by suginami458 | 2005-09-11 13:48

待ってた! 歌野晶午の新刊! の巻。


いまだにあの衝撃は忘れられない。
『葉桜の季節に君を想うということ』(文芸春秋)のラストの大ドンデン返しは凄かった! この手があったか! って感じだった。たしか直木賞候補作にもなったはず。だけど、次作はまるで期待外れで…。というわけで、期待大の最新刊。

★新刊『女王様と私』=写真(C)角川書店=の帯コピーは
「今年最大の問題作。戦慄的リーダビリティが脳を刺激する超絶エンタテインメント/『引きこもってるから、世の中の動きがわからないんだよ、カス』。歌野が贈る未曾有の衝撃!」

【歌野晶午(うたの・しょうご)】1961年、千葉県生まれ。東京農工大卒。88年、『長い家の殺人』でデビュー。
03年の『葉桜の季節に君を想うということ』が「このミス」「本格ミステリベスト10」第1位、「日本推理作家協会賞」「本格ミステリ大賞」の4冠制覇の偉業達成。
本作は05年春「野性時代」(角川書店)に連載。装丁は角川書店装丁室・高橋雅人。

★相変わらず読みやすいテンポ。会話体が中心。
44歳の引きこもりオタク&無職&独身中年男(こんなヤツいるかぁ)が出会った小6の少女を「女王様」として交際していくが、夏の終わり、少女の周辺で連続殺人が起こる…。

★小学生クルミと交わす会話も「オナ小オナクラなの」(同じ小学校同じクラスの意味)なんて、とてもよく取材してあるような(僕にはよくわからないけど)。
そして二人で向かう銀座、渋谷、六本木など最先端のグルメ、タウン情報が随所に出てくる。この描写だけでも楽しい。

★幼児虐待、小学生売春、盗撮などオタクワールドがてんこ盛り。で、結末は…『葉桜』同様これまたこっちの予想を見事に裏切ってくれるラスト。
でも、これは「あり」かなあ……。いかがなもんでしょうか……。

【面白度=★★★☆☆】
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by suginami458 | 2005-09-03 11:45 | 小説・エンターテインメント