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【流されゆく日日05】excite

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検索では「降版時間だ!」‥‥です。あ、いえ、新年だからです。
# by suginami458 | 2005-12-30 18:24

「サンカ」ブームなのだ①、編。

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05年下半期だけで、4冊もの「サンカ/いわゆる被差別」本が刊行された=写真は一部。それも、新書、文庫だから隠れたブームなのだ。

★ 「サンカ」は幻の漂泊民…なんていわれるけれど、実際はロマンはなかった気がする。ブームの火付け役は『幻の漂白民 サンカ』(沖浦和光/文春文庫)。最近出た本はいずれもこの沖浦本か、三角寛全集を参考にしている。僕の疑問は、サンカの源流は何なのか? 

★ サンカは中世ごろ裏日本を中心に出現したといわれている。つまり、出雲の国・島根県だ。箕笠(ミノカサ)などを造り、川沿いに流浪し(その住居を写真で見たが、掘っ立て小屋だった。いつでも移動できるようにしていたのだろう)、ウナギ・川魚など捕る能力に長けていた、季節ごとに渡り歩く技能者集団という。初めて「山家(サンカ)」という表記で出てくるのが島根県の役所文書、と沖浦氏が確認した。

★ 沖浦説は「中世の大飢饉で、山に入らざるを得なかった貧民層が源流では?」という。また、島根県が基点になっていることに注目した「日本古来民族」説もある。この説は昭和の初めごろ盛んに言われたらしい。

★ 三角寛にも会って取材を重ねた先輩新聞記者の人と話したら、「元東京都知事の美濃部(ミノベ)さん、あの人はサンカの末裔だ。サンカは講(こう=相互扶助共済組合)をつくりあげ、彼を育てたのだ」と言っていた。その人は、島根県出身だった。
# by suginami458 | 2005-12-29 19:13 | 小説・エンターテインメント

朝日紙面審査委③‥‥勝手に、編。

朝日紙面審査委③‥‥勝手に、編。_d0028933_1758249.jpg
12月27日付朝日新聞(東京本社版)に「読者のみなさまへ」の社告が出ていた=写真。

★ 西山元記者偽メモ事件、データ社外流出など、たび重なる不祥事に対する抜本的改革案だけど、お粗末。
「読者の声に耳をすます新聞に」→今まですましてなかった‥‥。
「調査報道強化のために特報チーム」→編集局長二人体制といっても、編集と実務管理でしょ。他社は、やっています。でも、膨大な紙面をチェックできる?
「取材力と倫理観の強い記者を育成」→新人記者対象に「朝日ジャーナリスト学校」設置して、どうする。

★ 早い話、部数減が止まらないのだ。夏から毎月7~5万部が減っている(全本社)。「毎月」だから泣きも入るね。で、その減少分はどこへいった? 産経、毎日が数千部の漸増だから、こちらか。知人の運動部記者は「風通しが悪い」とこぼしていた。だから築地に転社するとき止めたんだ。
# by suginami458 | 2005-12-28 17:58 | 小説・エンターテインメント

中坊公平さんの宿に泊まる、編。

中坊公平さんの宿に泊まる、編。_d0028933_171495.jpg
「先日(12月23日)京都に降った大雪は残念ながら、もう解けました」と知人から連絡があり、画像も添付されていた=京都・東山の哲学の道の写真。ほぼリアルタイムで現地の情報がわかる、便利になったねえ。

★ ここ数年京都・奈良で年越しをしてきたけれど、「雪の京都」には出合ったことがなかった。今年は期待できそうだな。

★ 知人のお宅は岡崎・聖護院(しょうごいん)界隈で、以前訪れたとき「ん? 一度来たことがあるような‥‥」とデジャビュ感。そうだ、中学・高校の修学旅行だ! そう、聖護院には御殿荘という(すごい名前だねえ)宿泊施設があって、修学旅行生らを泊めていた(八つ橋総本家本店の裏)。木造平屋の、広い、立派なところだった記憶がある。京都特有の中庭なんかがあったけど、高校生にはそんなこと何も分からずで‥‥。

★ ‥‥で、そこ「御殿荘」はあとで聞いたら、中坊公平・元弁護士がオーナーの宿だって聞いてビックリした(自宅は別)。暇な折は番頭業務もしていたとか。そういえば、腰の低い方がいたような‥‥。同氏が再生機構社長を兼任していたころは、パトカーが先導して行き来していたという。現在は、もう弁護士業務は廃業したから、また御殿荘に戻られたのだろうか。
# by suginami458 | 2005-12-27 17:01 | 小説・エンターテインメント

『早稲田文学』改め『WB』か! 編。

『早稲田文学』改め『WB』か! 編。_d0028933_15243338.jpg
この手があったのか! って感じだった。
警察病院見舞いの帰り、飯田橋を歩いていたら、なんだか派手なフリーマガジン。あれ? またリクルートのかな? と手にとったら『早稲田文学』一新『WB』誌(隔月刊)だった=写真は11月版。

★ 新聞記事で、有料では立ち行かなくなり休刊、形態を模索していたのは知っていたが、こんな形で登場するなんて。フリーペーパーの割には全く広告がなく、製作費はどこから? デザイン・紙質もよくて、執筆者も角田光代、大西巨人、島田雅彦、いこうせいこう、大塚英志、渡辺直己‥‥と、そうそうたるメンバー。で、モブ・ノリオはなぜ?

★ ただ、せっかく洗練されたレイアウトも、あまりに凝りすぎて読みにくい。字も小さいし。特に「重松清の部屋①/角田光代の開国前夜」インタビューは面白いんだけど、白黒逆版では‥‥「¥0」だから文句は言えないけど。
編集者に三田誠広氏がいて、再び「あれ!」と思った。

【『WB』はワンダフル・ブンガクも掛けているのか、でオモシロ度=★★☆☆☆】
# by suginami458 | 2005-12-25 15:24 | 小説・エンターテインメント