2005年 11月 30日
「路上の哲学者」は、この冬‥‥編。早朝06:50、新橋。出社のとき地下通路で必ずすれ違う「路上の哲学者」(角川文庫『ホームレス入門』風樹茂)がいる。段ボールを手に、混雑しはじめた駅の方に歩いていく姿は何ともいえず、寒そうで寂しい。まだ、若そうだ。 ★ いま、東京都内には4263人のホームレスが確認されている(朝日新聞都内版)が、この数字は「東京都」が調べたもの。多摩川など主要河川は「国」管轄のため、さらに別の数字がある(05年夏調べで819人とも)。つまり、数字の上では都内で5082人が路上生活しているという。昨年比で1234人減ったというが、実態ははるかに多いだろう。 ★ 新宿駅でもそうだが、低年齢化が進んでいるように思う。つまり、若年層のホームレスが多くなってきた。都庁に通じる通路などでも、「え、あんな若いのに‥‥」なんて思える青年が段ボールの家に入っていくのを見てビックリしたことがある。そういう若い人を当て込んでか、「1泊無料。働きませんか。簡単な解体作業」というビラが張ってある。 ★ 街は、明るくクリスマスムード。毎朝、彼らの姿をみて、なにかしなくてはいけないと、「下層階級」にいる僕は思うのだけれど。 写真は本文とは関係ありません、まったく。
by suginami458
| 2005-11-30 14:01
| 小説・エンターテインメント
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